歯周外科治療(歯周組織再生療法)

本日は歯周外科治療のなかの歯周再生療法についてご紹介します。

歯周再生療法とは歯周病によって失われた骨などの歯周組織を再生を図る治療法です。

まずは歯茎を切開してポケット内部を綺麗にし、その後 骨の欠損部分に歯周組織再生材料を応用することで歯周組織の再生を促します。

歯科医師と患者

全ての歯周病に対して行える訳ではなく、基本的には3壁性の垂直性の骨欠損である骨が深くて狭く縦方向に失われているケースや根分岐部病へなどが適応となります。

歯周病による垂直的な骨欠損

・エムドゲイン

タンパク質の一種である「エムドゲインゲル」という骨の再生を誘導する薬剤を、歯茎を切開して骨の欠損部に塗布して、歯周病で失われた歯周組織を再生を促す方法です。

エムドゲイン

・リグロス

細胞を増やす成長因子であるリグロスを、エムドゲインと同じように歯茎を切開てから骨の欠損部に塗布して歯周病で失われてしまった歯周組織を再生を促す方法です。

リグロスⓇ

・GTR(歯周組織誘導法)

フラップ手術でポケット内をきれいにした後に、骨の欠損部に人工膜である「メンブレン」をいれておくことで歯茎の侵入を防ぎ、その結果その空間に骨を始めとする歯周組織の再生を促す方法です。

歯周再生療法は重度歯周病であったり、水平的骨吸収がおこっている歯周病に対しては行うことができません。ただしうまく条件があって、行うことができれば良い結果をもたらしてくれる可能性がある治療法です。歯周再生療法はその前に歯周基本治療を確実に行っておくことも非常に重要となります。

次回のブログでは実際の症例をご紹介します。

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