痛みの少ない麻酔

前回からの続きです。

蚊にさされても不思議と気がつきません。そうなんです。基本的に針は細ければ細いほど刺痛抵抗値が下がり痛みを感じにくくなります。

当院は35ゲージ(0.23mm)の現在使用できる最も細いタイプものを使用しています。

35G 注射針

直径0.23mmがイメージしにくいかもしれませんが、通常文字を書く平均的なシャープペンシルの芯が0.5mmなので直径はその約1/2、製図作製と際に使われる細かい線を書く為の0.3mmのシャープペンシルの芯もあるそうですがそれと比べても細いものになります。

採血や点滴で使われる注射針は21G~23G(0.6~0.8mm)なので、その直径の1/3の大きさという方がイメージしやすいかもしれません。

27Gと35Gの注射針の直径の比較

ペンレステープ

どれだけ針が細くても針と歯茎が接触する接触する瞬間がある訳です。そのため

麻酔の針が刺入される部位にあらかじめ麻酔成分が含まれたシールを貼り、粘膜の表層がしびれて感覚が鈍くなっている状態にしてから麻酔を行うことで痛みが和らげることができます。

こちらは針の刺入部位、方向、角度などの麻酔の打ち方のテクニック、手技的な所となりますが、主なものとして

①痛みの少ない箇所から針を刺入する

お口の中の可動性粘膜という引っ張ると動く粘膜部分は比較的痛みを感じにくい場所であるため、基本的にその部分から針を刺入していきます。 逆に可動性のない固い歯肉部分は痛みを感じやすいです。

②粘膜を引っ張り緊張させた状態で刺入する

少しひっぱりながら刺入する角度を調整することで痛みを抑えることができます。

あわせて頬粘膜や唇をひっばることで意識をそちらに向け、刺入箇所から意識をそらす目的もあります。

注射針の痛みが出やすい刺入角度と痛みが出にくい刺入方向の比較

これらを全て組み合わせることで、「チクッ」という感じはかなり軽減することができます。

次回のブログでは

ご紹介します。

☞上野芝はやし歯科でおこなう痛みの少ない麻酔への試み

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