上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは、上唇の内側と歯ぐきをつないでいる「すじ」のような組織です。
小さなお子さんでは上唇小帯が太かったり、前歯に近い位置まで付着していたりすることがあります。
成長とともに状態が変化することもあるため、すぐに処置をせず経過をみる場合もありますが、状態によっては治療を検討することがあります。
今回は、上唇小帯をどのくらいまで様子をみるのか、また切除を検討するのはどのような場合なのかをご紹介します。
上唇をめくると、上唇の内側から前歯の中央付近の歯ぐきにつながっている「すじ」があります。
これが上唇小帯です。
乳幼児期には比較的太く、歯に近い位置に付着していることがありますが、顎の成長や歯の萌出に伴って見え方や付着位置が変化していくことがあります。
幼児期では、上唇小帯の状態によって上唇が動かしにくい、歯磨きがしにくいなど、日常生活やお口のケアに影響がある場合には処置を検討することがあります。
永久歯への生え変わりが進んでからも、上唇小帯の付着位置や形態が前歯のすき間(正中離開)に関係していると考えられる場合には、切除を検討することがあります。
ただし、前歯にすき間があるからといって、必ず上唇小帯の切除が必要になるわけではありません。
永久歯の生え変わりや歯並び、上唇小帯の付着状態などを確認したうえで判断します。
上唇小帯を切除する時期は、すべてのお子さんで同じではありません。
年齢だけで決めるのではなく、上唇小帯の付着位置や前歯の状態、永久歯の生え変わり、歯並びなどを確認して判断します。
矯正治療を行っている場合や予定している場合には、矯正治療とのタイミングも考慮する必要があります。
そのため、矯正歯科と連携しながら切除する時期を検討することもあります。
【主訴】
上唇小帯の付着位置について相談したい。
【治療内容】
上唇小帯の状態や前歯との位置関係などを確認し、上唇小帯切除術を行いました。
【治療回数】
1回
※術後の状態を確認するため、経過観察を行う場合があります。
【費用】
保険診療
(患者さんの自己負担額は、保険の負担割合や処置内容によって異なります)
【主なリスク・副作用】
・術後に痛みや腫れが生じることがあります。
・出血が続くことがあります。
・傷口の治癒過程で違和感やつっぱり感が生じることがあります。
・感染を起こす可能性があります。
・上唇小帯を切除しても、前歯のすき間が自然に閉じるとは限らず、状態によっては矯正治療などを検討する場合があります。
※治療方法や経過には個人差があります。
「このまま様子をみても大丈夫?」「前歯のすき間と関係している?」「いつ頃まで経過をみればいい?」など、お子さんの上唇小帯について気になることがある場合はご相談ください。
上野芝はやし歯科では、お子さんの年齢や歯の生え変わり、上唇小帯の付着位置、前歯や歯並びの状態などを確認し、すぐに処置が必要か、経過をみてよいかを判断します。
上唇小帯の切除が必要かどうかや、その時期はお子さんによって異なります。必要に応じて、永久歯の生え変わりや歯並びの変化を確認しながら経過をみていきます。
堺市西区・上野芝・津久野周辺で、お子さんの上唇小帯や前歯のすき間について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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