歯周外科治療といってもそこから枝分かれして、何を目的とするかにより様々な方法があります。
今回は歯周外科治療のなかの歯肉切除術についてご紹介します。
こちらは降圧薬の副作用により歯肉増殖がみられ、歯間ブラシが通せない為プラークが停滞し続けさらなる歯肉腫脹がみられたケースです。かかりつけ医の先生と連携をとりながら、お薬を調整し変更して頂けたことにより新たな歯肉増殖はなくなり改善されました。ただ以前の増殖部分は残っており歯間ブラシが通らない状態であった為、患者さんと相談の上で歯周外科治療(歯肉切除術)を行った症例です。
症例紹介
【主訴】歯茎が腫れて痛い、歯間ブラシが入らない
【治療】歯周基本治療+歯周外科治療(歯肉切除術)
【副作用・リスク】術後に知覚過敏症状が現れることがあります。術後歯ぐきの引き締まりによる歯肉退縮が現れることがあります。術後に痛みや腫れ、出血を認める場合があります。
増殖部がなくなり歯間ブラシも通るようになったことで、プラークの停滞による炎症性の歯肉となるのを防ぐことができ、また かかりつけ医の先生のご配慮により歯肉増殖が起こりにくい薬剤へ変更して頂いたことで、現在は安定した歯肉状態を維持しておられます。
また次回はその他の種類の歯周外科治療についてご紹介します。
医療法人 上野芝はやし歯科
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