今回は、歯周病によって歯を支える骨(歯槽骨)が失われた患者さんに、エムドゲインを用いた歯周組織再生療法を行った症例をご紹介します。
歯周組織再生療法は、歯周病によって失われた歯槽骨や歯周組織の再生を促すことを目的として行う治療です。
すべての歯周病に適応できるわけではなく、骨欠損の状態や歯周病の進行程度、お口の状態などを確認したうえで治療の適応を判断します。
歯周病が進行すると、歯ぐきだけでなく、歯を支えている歯槽骨などの歯周組織が失われることがあります。
歯周組織再生療法は、歯周病によって失われた歯周組織の再生を促すことを目的として行う治療です。
今回の症例では、エムドゲインを使用しました。
エムドゲインは、エナメルマトリックスデリバティブ(EMD)を主成分とする歯周組織再生用材料で、歯周外科手術の際に歯根面へ塗布して使用します。
ただし、歯周組織再生療法はすべての骨欠損に行えるわけではありません。骨欠損の形や深さ、歯や歯周組織の状態などを確認して、適応を判断します。

今回は、歯ぐきの腫れを主訴に来院された患者さんの症例です。
診査の結果、歯周病によって歯を支える歯槽骨に垂直性の骨欠損が認められました。
歯周基本治療を行った後、骨欠損部に対してエムドゲインを用いた歯周組織再生療法を行いました。
【主訴】
歯ぐきが腫れるところがある。歯周病を治したい。【治療内容】
歯周基本治療を行った後、骨欠損が認められた部位に対して、エムドゲインを用いた歯周組織再生療法を行いました。【治療期間・回数】
約6か月・約3回【費用】
70,000円(税込77,000円)
※自由診療【主なリスク・副作用】
・術後に痛み、腫れ、出血が生じることがあります。
・術後に知覚過敏症状が現れることがあります。
・歯ぐきが引き締まることで、歯肉退縮がみられることがあります。
・治療によって得られる歯周組織の再生には個人差があります。
・治療後も歯周病が再発する可能性があるため、継続的なメンテナンスが重要です。※治療結果には個人差があります。
術後5年の経過
治療後も定期的に経過を確認しています。
術後5年時のエックス線写真では、治療前に骨欠損が認められた部位に変化が確認できます。
歯周組織再生療法を行った後も、良好な状態を維持するためには、定期的な検診や歯周病のメンテナンスを継続することが大切です。
※治療経過や治療結果には個人差があります。
歯周病が進行すると、歯を支える歯槽骨が失われることがあります。
歯周組織再生療法は、すべての歯周病に適応できる治療ではありません。骨欠損の状態や歯周病の進行程度などを詳しく診査したうえで、治療の適応を判断します。
上野芝はやし歯科では、お口の状態を確認し、それぞれの患者さんに適した治療方法をご提案しています。
なお、歯周組織再生療法には、今回ご紹介したエムドゲインを用いる自由診療のほか、リグロスを用いた保険診療の治療方法もあります。
どの治療方法が適しているかは、骨欠損の状態や歯周病の進行程度などによって異なるため、詳しく診査したうえで判断します。堺市西区・上野芝・津久野周辺で、歯周病や歯ぐきの腫れ、歯のぐらつきなどが気になる方はご相談ください。

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