手足口病

最近手足口病が増加しているとニュースになっています。

今日はお口の中にも関係する手足口病についてご紹介していきます。

手足口病とは

手足口病とはその字のごとく、手や足、口の中などに水疱性の発疹ができる感染症です。

コクサッキーウィルスやエンテロウィルスが原因となり起こる感染症で、発症する約9割が小児ですが3~7日ほどで治癒していき比較的予後の良い疾患です。感染は飛沫感染によるものとされています。

流行しやすい季節は夏場で,その年により集団で大流行することもあります。

手足口病は感染すると3~5日程の潜伏期間を経て、手や足、口の中に2~3㎜程度の水疱ができてきます。1週間程で自然に消失していきます。約三分の一の割合で発熱がともなう場合があります。

手足口病はほとんどの場合は」軽症で治癒しますが、重症化する場合もまれにあります。

脳炎や髄膜炎、心筋炎、急性弛緩性麻痺、小脳失調症など色々な症状がでる場合もあります。

また手足口病あるいはエンテロウィルスの感染と関連が濃厚な小児の死亡例も報告されています。(文献1)

手足口病そのものに対する治療法はなく、対症療法が主体となります。

飛沫感染による他者からの感染により発症することが考えられるため、感染している人との密接な接触をさけたり、集団生活での感染も発症する可能性があるため、手洗いやうがいをしっかり行い、タオルなども他の人と共用しないなどするのが予防対策となります。

お子様にみられることが多い手足口病ですが、お口の中に水疱ができることがあるのが特徴です。

お子様のお口の中に水疱が出来た際に痛みを感じる場合は、しみないものを食べさせるようにしたり、塩味や酸味があるものや熱い物はしみる可能性があるので控えて頂くなどして対応して下さい。水疱ができる位置がのどの近くである場合、飲み込む際に痛みがあると水分を取りたがらなくなる場合がありますので乳幼児のお子様は脱水にも注意して下さい。

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参考文献1)吉田茂 他.エンテロウイルス71による脳炎および中枢神経合併症について.病原微生物月報.Vol. 28 No.12, 2007

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