歯周病と心筋梗塞

日本人の死因の第2位に挙げられる心臓病。その中でも代表的なものが狭心症や心筋梗塞です。動脈硬化により冠動脈が血栓(血液の固まり)によって狭くなったり詰まって塞がっていまうことで、に血液供給がなくなり死に至ることもある病気です。

心臓を構成する筋肉である心筋に血液を行き渡らせる冠動脈が字のごとく「狭くなる」 ことにより、一時的に心筋が酸素不足に陥って胸の痛みや圧迫感を引き起こす病気です。

心臓を構成する筋肉であす心筋に血流を送る冠動脈が「閉塞する」ことによって血流が途絶えてしまい心筋が酸素不足の状態に陥る病気のことです。

動脈硬化は不適切な食生活、運動不足、喫煙、ストレスなどが原因で高血圧や糖尿病、高コレステロール血症、肥満などが危険因子となり引き起こされる場合が多く、中高年の方に多くみられます。

歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内に脂肪性沈着物質であるプラークが出来て血液の通り道は細くなります。

プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり血管の細いところで詰まります。

心臓の病気と歯周病は一見関係がないように思えますが、心筋梗塞で亡くなられた方を死後に解剖した結果心臓の血管内から歯周病菌が発見され歯周病が原因での心筋梗塞の一因となりうるという発表も報告されています。歯周病が重度に進行すると歯周病菌の一部が口腔内の傷から血液中に入り込み、血管壁を傷つけたり、血小板に異常を来して血栓ができやすくなったりすることがわかってきてます。

そのため最近では重度の歯周病にかかっていると心筋梗塞のリスクが高まるという考えられ、歯周病患者では心臓血管系疾患の発症リスクが50~150%程度高いとする報告があります。

歯磨きなどによるお家でのセルフケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアで原因菌や歯周病菌を減らし、お口の中を清潔に保つことが基本で重要となります。歯石や歯周ポケット内の細菌はセルフケアだけで綺麗にすることはできません。その為セルフケアとプロフェッショナルケアを両立させ細菌を取り除ききれいな口腔内環境を維持し予防していくことが大切となります。

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