インプラント治療では、インプラントを顎の骨のどこに埋め込むかという治療計画が重要です。
「トップダウントリートメント」とは、骨がある場所だけを基準にインプラントの位置を決めるのではなく、最終的に入る歯(被せ物)の位置や形、噛み合わせなどを考え、そこから逆算してインプラントの位置や角度を計画する考え方です。
インプラントは顎の骨に埋め込んだ後、簡単に位置を変更することはできません。
そのため、手術前に最終的な歯の位置まで考えて治療計画を立てることが大切です。補綴物から逆算してインプラントの位置を計画する「prosthetically driven(補綴主導)」の考え方は、現在のインプラント治療でも重視されています。
まず、噛み合わせや周囲の歯の状態などを確認し、最終的な歯をどの位置に入れるのが適しているかを検討します。
必要に応じて模型やデジタルデータなどを利用し、最終的な被せ物の位置や形を想定します。
そして、その歯を支えるためにはインプラントをどの位置・角度に埋入するのが適しているかを逆算していきます。
ただし、理想的な位置にインプラントを入れるために必要な骨の量が不足している場合などは、骨造成などの処置を検討することもあります。

最終的な歯の位置を想定したら、CT画像などを使って顎の骨の状態や周囲の重要な組織を確認します。
骨の幅や高さ、神経などの位置を確認しながら、インプラントの位置・角度・長さなどを検討していきます。
CTなどの画像情報と補綴物の情報を組み合わせて治療計画を立てることで、最終的な歯の位置と顎の骨の状態の両方を考慮した計画が可能になります。


事前に立てた治療計画を実際の手術に反映させるため、症例によっては「サージカルガイド」を使用します。
サージカルガイドは、計画したインプラントの位置や方向を手術時に再現するための補助装置です。
ただし、サージカルガイドを使用すれば計画通りに完全な精度で埋入できるというものではなく、一定の誤差が生じる可能性があります。そのため、十分な診査・診断と安全性を考慮した治療計画が重要です。
インプラント治療では、「骨があるからそこにインプラントを入れる」のではなく、最終的な歯の位置や噛み合わせ、顎の骨や周囲組織の状態など、さまざまな条件を確認しながら治療計画を立てることが大切です。
堺市西区の上野芝はやし歯科では、インプラント治療を行う際、CTなどを用いてお口の状態を確認し、最終的な歯の位置を考慮しながら治療計画を立てています。
上野芝・津久野周辺でインプラント治療についてお悩みの方は、ご相談ください。

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