堺市西区 歯科 歯医者

乳歯が抜けて永久歯である前歯が生えてきたと思ったら、歯の形がギザギザしていてこれって大丈夫ですか？とご質問いただくことがあります。

切縁結節とは

これは「切歯結節」＝「マメロン」と呼ばれるもので、永久歯が萌出した直後には良くみられる状態で特に異常ではありません。基本的にはほとんどの方の萌出直後の前歯に見られるものです。

前歯がギザギザの場合はどうしたらいいの？

萌出直後の永久歯の場合

まずほとんどの方は萌出直後の永久歯の先端はギザギザしていることが多いです。

どうして大人の方にこのギザギザがみられることが少ないかというと上下の永久歯が噛みあうようになれば接触する力によって歯が少しずつ削れていき最終的に平らになっていくからです。

その為、お子様の萌出直後の永久歯の切歯結節は上下の生え変わりが進み歯が咬みあうようになるにつれて自然とギザギザがとれていくことが多いため経過観察となることが多いです。

ただし幼い頃から柔らかいものばかり食べていたり、前歯を使って嚙み切る習慣がなかったりすると前歯のギザギザしたままでいつまでも自然にすり減っていかないことも起こります。

前歯をしっかり使って噛む習慣をつけることはとても大切で、逆に適切に咬む力が加わらなければ顎の発育や歯並びに悪い影響を及ぼしてしまいますので、普段の食生活の中で前歯も使って噛むことを心がけましょう

嚙み合わせが問題がある場合

歯並びの問題（下顎前突、上顎前突、開咬など）で普通に噛んでも上下の前歯を接触させることができないかみ合わせである場合は前歯に力が加わることができず、ギザギザが残ったままとなる場合があります。その場合は前歯を使う習慣付けだけでなく矯正治療も視野にいれて改善していく必要があります。

まとめ

生えてきたばかりの歯の先端のギザギザは切縁結節(マメロン)と呼ばれるもので、歯の形成に起因するものでほとんどの方にみられ特に異常ではありません。本当に切縁結節で様子を見てよいのか分からない、大人になってもギザギザが残っていて見た目が気になる、などありましたらお気軽にご相談下さい。

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